Analytics of Ambient
https://youtu.be/evqklayJrsk
Analytics of Ambient
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アンビエントビジュアライザー
スマートフォン,TouchDesigner
サイズ可変
2021
Description
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普段見えない音の形状を解析し、ヴィジュアライズを行うことにより従来可視化に難のあった音場を可視化した。
具体的には、ブーバキキ効果を元に解析された独自の心理音響評価指数を用いて、雰囲気中に漂う音の形状を表現するツールの開発を行った。
収録音源中のshapeness / loudnessによって発生する音場の雰囲気を可視化し、従来行うことの難しかった場の雰囲気を数値的に解析し、数字からではわからない場の音響部分について、心理音響的観点から直感的に見えるようの行うことで、意図した空間作りのアプローチを可能とする。
処理を行った動画には、shapness / loudnessそれぞれの数値に対応した効果が付与される。
Shapenessは収録音源中に含まれる高音と低音のバランスであり、バランスが偏ることでshapenessが高くなり、尖った印象を持つようになる。そのため映像内ではザラつきとして表現され、shapenessが高くなる瞬間には画面にノイズが映し出される。
loundnessは音の大きさであり、体感しやすい指標である。そのため心理4原色を用いて音が大きくなればなるほど背景色が変化をするようにしている。4原色の配色は:青・緑・黄・赤としており、青→緑→黄→赤の順に変化が発生するようにしている。
また、映像左下には、縦軸にloudness・横軸にshapenessとした2つの指標のグラフが配されており、映像音源と連動してグラフ内にマッピングされ、動画再生が進むにつれてマッピングが堆積し場の雰囲気を指標的に判断することができる。
音場の解析は、クラウドサービスを通してフリーで行われyoutubeを通して公開される。
誰もが簡単に音を素材として取り扱えるように、世の中にあふれる不可視の音場をオープン化させることで様々な創発のリファレンスやインスピレーションを会得することができるようになる。
Credit
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企画/設計/制作 : Mutsushi Asai
Exhibition/Prize
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Shibuya QWS Fes 2021 / MVP受賞
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